『この世には2つの世界がある。それらは相容れないものであり、相互に関わってはならない関係である。』
自分がこれまでにあった、ほんとうにいろんなことで感じてきたこと。
「相容れない2つの世界」というべきでしょうか。
パラレルワールドという意味ではなく、高さ50mの巨大で分厚い壁で隔てられたくらいの2つ、という意味。

はじめに断っておきますが、この「2つの世界」に関して、優劣をつけるつもりはありません。

そんななか。
飲食物を扱うお店の業務用冷蔵庫や冷凍庫等に入った自分撮り画像を(twitter等誰でも見れるところに)upするのが大流行しまして(これは現在進行形??しばらくは止まる気がしません…)。

そんななか、考察の記事が出るようになった。

「うちら」の世界 – 24時間残念営業
これを読んで何か浮かぶ物があり、真っ先にfacebookで自分が書いた内容がこれ。

2年ほど前、派遣系低賃金アルバイト(派遣法改正前だったね)をしかたなく
やっていた頃を思い出した。

休憩中に、数人で話してるのをきいていて、
「この人達となじんではいけない」「住む世界が違いすぎる」
って感じましたね。
(まあ、みんながみんなそうじゃないんだけどね………)

まさにこれって「住む世界が違いすぎる」という感覚でした。
私が冒頭で述べた「相容れない2つの世界」の、自分が居る世界とは反対側の世界。
やっぱり、そういう「自分がいちゃいけない世界」って確実に存在するよねえと、あのとき思いました。
ちょうどそれが浮かびました。
でも、ここでの派遣バイトについては、(一連の騒動を見てると)業務中は全然まじめにちゃんとこなす人が多くて、いいほうだったと思います。

そして、この記事で「ああ、やっぱり」となりました。
私のいる世界 – ひきこもり女子いろいろえっち

「低学歴の世界」って言葉が一番心に残った。
この言葉みた時、自分の居場所ってすとんとわかった気がした。

「自分がいちゃいけない世界」について、ああなるにはやっぱりバックグラウンドというものがやっぱりあるんだなというのがわかって、すっきりした。
ちなみにこの記事にたいする私のfacebookでの言及(または思ったこと)

「自分の知らない世界」というか「自分と相容れない世界」というかそういう話。
昨日も書いたかな、確か(記憶あやふや)

確かに実際「低学歴の世界」ってものはあるなってのは実感した。
(2年くらい前かな……「この世界になじんじゃあかん!」ってね思ったよ。全力で逃げ切った。)
ここまでやってる領域ってのはさすがに知らなかったけどね。

ここで感じていたことを補足すると、「低学歴の世界」というのは、単に履歴書上の「学歴」が低いって意味ではないこと。(これについては後述)

つづいて、対極の「高学歴の世界」というのが出たのがこのあたり?
低学歴と高学歴の世界の溝 (はてな匿名ダイアリー)
このあたりから、2つの世界をまたいできた人が出てくる。
これ、繰り返しますが、単に「学歴」という(履歴書上での)指標で人間を2分類するって意味でとると、おかしなことになりますので注意。
というわけで自分が思ったことを。(これもfacebookから)

実際のところ、だいたいあってる
なんか、認めたくなくて「釣り」扱いしようと必死なひとも現れてるみたいだけどね

このテの一連の話。
『低学歴』と『高学歴』とかぎ括弧つけて語ったほうがより的確かな、と。

これですが、文字通りの「高学歴」「低学歴」、さらに個人単体の属性として、とっちゃいけません。
(だから、私が書くときはわざわざ『』でくくっております)
学歴とハードにリンクしてイチかゼロかで考えるとどうしてもしっくりこないんですよねこれ。だから敢えて『』つけて多少曖昧に考えたほうがいいのかなと思いました。
『低学歴』カテゴリに入りそうな人でもそこから『高学歴』カテゴリに行くことも、前ならもっと容易に出来たってかんじがしました。
今はなんとかして『低学歴』カテゴリから出られないようにそこに閉じ込めようとしてるふうに持っていこうとしてるよなあって感じることがあります。

「育ちのいい家系」「育ちの悪い家系」で分けるべきかもしれないけど、それでもしっくりこないんですよね同様に

もしかしたら、
「高学歴になれるキャパシティ、または選択肢が視野にある」と、
「低学歴で十分であり、高学歴なんか選択肢として認めない(眼中にない)」との違い、といえばいいのかもしれない。

そして今朝見かけた記事。
地方都市で、低学歴と高学歴の世界が交わるとき – 常夏島日記
『高学歴の世界』側のかたの昔話。
最後のほうの、「高学歴の世界」と「低学歴の世界」との接触の話については興味深かったです。

双方の世界、『相容れない』といって拒むのは簡単だけど、そうもいかないんだなと。
特に、キャズムを超えたネットサービスについても、そのへん意識しないとならないのかなと思います。
(無理矢理仕事絡みの話につなげてしまった感w)

さて、ここまで書いて

私はどうだったかというと、3番目のはてな匿名ダイアリーの筆者さん、4番目のブログの記事の筆者さんに近いものがあったなあと思います。「低学歴の世界」と「高学歴の世界」を両方見てきたかんじ。中学は地元の公立じゃなくて中高一貫の私立でした(なぜ私立に行ったかというと……とにかく、あの公立には行きたくなかったの1点でした)。
ちなみに、親戚とは面倒なんで関わっていません(理由はお察しください。なんというか書くのを憚られるようなことが多くて………)。

ところで。
先週、高校の同窓会があったので行ってきましたけど(参考)、やっぱりここも「高学歴の世界」なんですよね。飲んだくれてあれこれ語っておりましたが、やっぱみんなすごいなって感じました。


投稿者 さやま ゆき