Archive for the ‘おしごと(起業)’ Category

3年前の自分に言えることがあるとしたら

ふと見かけた記事を読んでいたら、3年前のちょうど今頃くらいの自分のことをふと思い出しました。
脱サラして半年で貯金が0円になったときの自分に伝えたい10の箴言 | jMatsuzaki

3年前のちょうど今頃。
そう、起業したはいいけど、ほんと何やってもうまく行かなくて(笑えるくらいに全く収益あがらなかった)、死にかけた頃です(苦笑)。
ふと、あの頃の手帳の中身を見てみたら「あー……『病んでる』なあ」というかんじでした。
3年前と今年の同じページ
もうなんというか、逆に「メシウマ」みたいに思えてきて滑稽です。(苦笑)

それはさておき。
「人と会う時間を作る」ことってすごく大事です。
独立するなら、「社外で」よく会う人と機会を作っておく、または確保しておくこと。
これ、ほんと重要。

もし、3年前〜4前の自分に言えることがあるとしたら

このあたり、でしょうか。

  1. 3分で決められないような連中と起業しようとなんかするな
  2. 調査くらいはちゃんとやっとけ
  3. 社外でのつながりをいっぱい作っておけ
  4. 人と会う時間を作れ

以下、それぞれについて書いてみました。
※事実関係とかの問題から、一部にフィクションが入っている可能性があります。

3分で決められないような連中と起業しようとなんかするな

3分で決められることを決められないのでは、やっぱり後々だめだということ。
あと、3分で決められることを決めようとしてそれを阻止するような空気だったらなおさら。
そういうのとはさっさと手を切って、自分のやりたいことをやるべき。
そいつらと夜遅くまでだらだら話してる時間があったら、さっさと帰って自分の仕事したほうがいいです。
「そんなのは、さっさとほったらかして帰れ。」と、強く言いたいですね、当時の私に。

あと、打ち合わせ場所を、ドリンク飲み放題のあるファミレスにしたがる連中とはやっちゃいけない。
「終わりの時間をしっかり決めて厳守する」こと。これ重要。

あと。
もっと冷静になれていたら、「起業するふりして退職、だけどこっそり実は転職」、という選択肢も出来たのではないかなと。
辞めたかった最大の理由って今になって考えたら、(以下、書けないような問題があるため自主規制)。

調査くらいはちゃんとやっとけ

つまり、自分がやる仕事の市場規模くらいは知っておけと。
(まだない市場ならば、「ない」ということを確認することと、今後の予想くらいは立てておくこと)
あと、「ネタかぶり」してないかくらいはチェックしとけよ、と。
既存のものに食い込むのは容易じゃないってこと。特に「まねごと」をしていたら。

このへんについては私が語るよりは、もっと詳しい人が語ってるのをきいたほうが100万倍いいと思いますので、この程度でやめときます。

社外でのつながりをいっぱい作っておけ

会社にもよりますが、社内のつながりは、大体弱いほうがいいです。
それ以外でのつながりを、もっとしっかり作っておくべきでした。

できればこれを、起業前に…ね。
前述のメンバーとは別に、3人くらい起業について相談できるくらいの仲間を、ね。

確かに「つながり」って大事で、昔からの「つながり」を持ってたおかげで、死なずにすんでます。
(このときのことはほんとに感謝してます)

人と会う時間を作れ

つながりを作っておくだけじゃだめで、とにかく「会う」機会を『意図的に』作る。
そうじゃないと、ずっとおうちにいる→気分がマイナスになる→何もかも面倒くせー→ずっとおうちにいる、のスパイラルになっちゃいます。

『とは言っても、そのぶんのお金がもったいないし…』とか言わない!
もったいなくない、もったいなくない。食費同様、生きていくのに必要なお金です。
とにかく面倒くさがらずに、人に会う。人に会うことで、一人でためこむことは確実に減るから。
一人でためこむことが一番危険です。

ふと。
いま、在宅勤務が多くて週の半分以上は自宅で一人で仕事を片付けてるが多いけど、当時みたいにならないですんでるのは、やっぱり「人と会う時間を作ってる」からかもと、改めて思ってます。

あと、これは周囲の人へ。
「一人でためこんでる」ようなかんじの人がいたら、ちょっと声でもかけて、ご飯に誘ってみるといいと思います。
本人が気づいてないうちにためこんでいるかもしれないので。

さいごに。〜余談〜

そして、書いていて。
ふと、話題に出ていたこの記事を思い出しました
家出してお金のない私は最悪の決心をした。体を売ろう。:2ch『生活全般板』まとめ

いろいろと助けられてきたから、そろそろ自分が助ける番になるだろうねと。

あれから3年、そして七夕。

そういえば3年前の今日だったんだなあ、と。
会社創ったの。

そのときは、1ヶ月くらい前に起業することを決意したなーと。
2009年の頃から漠然と「起業」という選択肢は考えていたけど、ちょうどこのときタイミングがよかったからこのときやりました。
…で、起業してみたその後ですが、ブログに書いた通り惨憺たる結果となりまして。(苦笑)
まあ、ぶっちゃ言うと、死にかけたんですよね…何度か。
そんなことがあったから、次はそんな間抜けな失敗はしたくないな、と。

次起業するかどうか、そのときどうするかについては、またの機会にしたいと思います。
やはり、一緒に起業する仲間は必要で、しかもとても重要であるなあ、と。

話は変わって。
読み返してたついでに、過去…4〜5年くらい前のブログ記事を読み返してました。
毎日書いてるし、今よりいっぱい書いてて、しかも面白い。
なんかくやしい。
くやしいんで、とりあえず今日からやってみる。

そういえば今日は七夕。
何か願い事………………………………考えたけど、内緒。

会社をたたむという決断

話題になっていた記事。
20歳で会社をつぶした1年間の記録 |こっぺのぶろぐ
あまり見かけない「会社たたみました」系記事。
「会社つくりました」系は多いし、「うまくいってます」しか話題にならないけど、「たたみました」系は意外に少ない。(私のアンテナが弱いだけかもしれませんが)

「うまくやめる」という決断はなかなか難しかったりします。

「起業は頭でするものじゃない。体でするものなんだな。本当に本当に好きなコトを、1秒も惜しんで、給料がたとえ0円だったとしても意思を貫けることを仕事にするべきだ。だけど、自分は今そんな人間になれてない。なによりもカッコワルイ。ぜんぜんこっぺ食堂をやっていたころの方がカッコよかったじゃないか。何をデカい仕組みを作ることばかりかんがえて焦ってるんだ自分は。」

卵の殻すらやぶれなかった自分が本当に情けない一方で、この決断をしたことが、自分の中で一筋の光を見せてくれる事になった。今でもそう思っています。

このへんを読んでて、自分が会社を創ってから休業するまでのことをふと思い出しました。
やめるときは「このときまでに一定の結果を出せなかったら、やめる。」と決めたので。
やめたと決断したときは案外すっきりしましたね。肩の荷が下りたかんじでした。

そして。
そのページに、はてブへのリンクがあったので、ちょこっと覗いてみました。
はてなブックマーク – 20歳で会社をつぶした1年間の記録 |こっぺのぶろぐ
……はっきり言って、気持ち悪かった。
気持ち悪くて、そっとブラウザ(のタブ)を閉じたくらいには気持ち悪かった。
たぶん、気持ち悪さの理由は「あまりの外野感」(たぶん起業した経験のある人は少ないだろう)と、「上から目線感」(と言ったら語弊があるけど、とにかく勝手に穿って叩いてるかんじ)、あたりがメインかもしれない。
まあ少なくともこのテの話ではここまで見る必要はないな、というのが印象でした。

あと、せっかくだからもう1つ。
日本とシリコンバレーの大きな違いと「失敗」の意味 – ロケスタ社長日記 @kensuu

で、僕はもったいないなあ、と思いました。1年であきらめないで、もっとがんばればいいのに、と。

私はそうは思いませんね。
「もったいない」とも思いません。
逆に、「だめ」を悟って、撤退を決断する勇気は評価されるべきだと思います。
一番簡単だけどあかんのが「とにかく続ければいつかはうまくいく」と惰性で続けること。
「よくする方法が見つからない」「だめな結末」しか見えない未来だったら、やめるという選択肢があったっていいでしょう。

そんな話はさておき。
ふと思い出した話があるので、書いてみます。

明里 『ねぇ、5割なんだって』
貴樹 『え、なに?』
明里 『設立して5年後に倒産せずに残ってる会社の数。5年で5割。』
貴樹 『ふーん・・・。明里そういうことよく知っているよね』

5年後の数字はもう少し低かったかもしれない。3割だったかもしれない。あと、確か10年は1割だったと思います。
ちなみに元ネタは「秒速5センチメートル」。
これだけなくなってるにもかかわらず、「たたみました」系の記事はまずといっていいほど見かけないですね。
「どうしてたたむに至ったかの経緯」とか、個人的には、こういう情報こそ共有されるべきなんじゃないかなと思うのです。

去年の今頃、(半年続けた)自社の事業をいったん終了した身として、今回の話はとても興味深かったです。
参考:会社の事業整理・・・事実上の一時終了 [LoveFlower LLC 社長のブログ]
ちなみに、「やめると」決断したのは、前日の晩に、お風呂入ってるときでした。

「Fukuoka Startup School」行ってきた

明星和楽 – Zynga(旧ウノウ)の山田進太郎さん×gumiの国光宏尚さんの対談「Fukuoka Startup School」 2011年11月5日(土)

面白そうだったので行ってきました!
というか、実際面白かったです。

話の内容
・起業するまでの話
・起業してからの話
・起業して感じたこと思ったこと…これから起業を考えてる人へ
・質疑応答

話のなかで一番印象に残ってたのは、ここかな。

○Zynga山田さん
・時代の波に乗ってホームラン打たないと会社的には苦しい。ヒットじゃだめ。
 ヒットしか打てない時期が続いた(4年くらい)
・何年かやってるうちに(ホームラン)打てるようになる
・来ても「打たない」(打とうとしない)会社が多い

後半の質問コーナーに関してはtwitterに書いたので、もしよろしければどうぞ。
(togetterでまとめさせていただきました。)
明星和楽/Zynga(旧ウノウ)の山田進太郎さん×gumiの国光宏尚さんの対談「Fukuoka Startup School」 (個人的メモバージョン)

なお、ustreamで録画公開されてますので、興味或るかたはどうぞ。
Ustream.tv: ユーザー ggaoki: 「Fukuoka Startup School」 11/05/11 03:01AM, 「Fukuoka Startup School」 11/05/11 03:01AM. 視聴者参加番組

自分で会社を創ったり、実家も会社経営だったので、このテのはなしがよくわかるなあ、と。
いまは自分の会社はお休み状態ですが、機会があれば全力で出る用意はあったりします。
(いまはまだ出るべきタイミングじゃないんでおとなしくしてる)

社長になってはじめてわかること、そして…。

自社サービス「rss*flow」のパブリックフロー(登録してる全部のRSS更新情報が流れてくる)を見ていて見つけたサイト。
私はそれを読んで、いろいろと衝撃というか刺激を受けた。

僕が社長になってはじめてわかったいくつかの大切なこと。または川上さんから学んだこと – Keep Crazy;shi3zの日記

読んでいて、いろいろとくるものがありました。
そう…社長やってみないとわからないことって結構多いのよね……
それと同時に、ここで負けてらんないな、という思いにも。

ちょっと、ここんとこくじけてたので、すごく刺激になった。
手帳の1ページに、要点を書き写しました。