Archive for the ‘おしごと’ Category

2014年仕事用手帳と2015年仕事用手帳について

2014年は、まずマンスリーで予定ダイジェストを作り、それにノートを追加するような形で使い始めました。
自分最強の2014年お仕事ノートを作ってみた(但し、2013年12月始まりですが…)
(こちらはこちらで一応使い続けておりますが、2014年中に終了させる予定です)

そのあとお仕事情勢が変わり、2014年5月あたりから「ほぼ日WEEKS」4月始まりを中心に使うことに。
お仕事で使用してるほぼ日WEEKS(2014)
そういえばこのあたりから忙しくなり始めたな、と。

2014年ほぼ日WEEKSの使い方

原則として、左欄に「予定」、右欄に「その日したタスク(終了分)」や「交通費」を記載。
来週以降より先のことは「ToDo付箋」を使い、右のページに貼っておきます。
右のページに貼る付箋
議事やメモは後ろのメモページがいっぱいあるので、こちらを十分活用できました。

この使い方で割と十分でしたが、1つだけ悩みが。
付箋をはがしたら、紙が「くせ」になること。
こんなふうにめくれてしまう
紙がうすい以上これは避けられないのですが、これがどうしても気になってしまいまして。
来年の手帳はこれが課題となりました。
(ほぼ日WEEKSじたいは気に入っていました。ちょうどいいサイズでしたし。)

来年の手帳(お仕事用)

来年の手帳コーナーで探し回った結果、「NOLTY Ecri A6」(能率手帳)になりました。
2015年1月始まり NOLTY エクリA6-1(ブラック)〔2015-1550〕 :商品詳細 | 能率手帳公式通販サイト
NOLTY Ecri A6。これにあっさり決まった。
要件として

  • 紙の厚さがそれなりにあること
  • ウィークリーレフトであること
  • ウィークリーページで、ほぼ日WEEKSで書けたくらいの情報量が書けること
  • メモページがそれなりのページ数あること

がありました。

試しに付箋を貼って、はがしてみました。
貼ってみた
はがしてみた
はがしたときは若干くせが出ましたが、すぐに戻るかんじで、くせにならないようです。
「これっすよ、これ!」となりましたね。

ようやく、ひっかかってたことが解消できました。

カスタマイズ

本来の黒カバーをはずして、(2009年に使っていた)ほぼ日手帳オリジナルのカバーに入れて使うことにしました。
よく見たら「あれ?同じサイズじゃないかー」ということで試しに入れ替えてみたら、ジャストサイズでぴったりでして。
仕事柄名刺を持ち歩いておかないとならないもので、このカバーで使えるのは、ありがたいです。

そして、付箋。
ほぼ日オリジナルのカバーに入れた
表見返しにToDo付箋等を貼っておきます。
これはいつも通りのカスタマイズですね。

そして。
メモ用としてRHODIA NO.13を後ろのほうにはさんでおります。
NOLTY+RHODIA
上から見るとこんなかんじ
このRHODIAは、書いたあと切り取って相手に渡す時用中心です。

決まるまで

正直、「あっさり決まったな」という印象でした。
実を言うと、ほぼ日WEEKSのパスポートカバータイプもものすごく気になっておりました(現物を見て触っているだけに)。
WEEKSパスポートカバー ブラック – 手帳ラインナップ – ほぼ日手帳 2015

使用インプレはまた来年の今頃、でしょうか。

第二級陸上特殊無線技士の免許を受けに熊本まで行ってきた(続き物シリーズ、その1)

熊本駅のくまモン
とりあえず目下直近で欲しい無線技士の資格がありましたので、試験を受けに行ってきました。
前回の記事で触れた通りですね。→ 今年最初の太宰府天満宮へのお参り

すでに(20年以上前になりますが)第四級アマチュア無線技士の免許はとってました。
第二級陸上特殊無線技士の過去問を見る限り、だいたい同レベルの知識があれば余裕でとれる内容だったので、ここ一週間、夜に1時間ちょっと勉強して挑みました(ほとんどが過去問を解いていくスタイル)。
違いといえば、法規の内容で(アマチュア無線技士の範囲外の内容で)差分の補充が必要なことと、無線工学で「レーダー」についての知識が必要なことくらいでしょうか。

ここからが本題。

今回、会場が熊本でしたので、福岡から新幹線を使って行きました。
あああああ、ひっさびさの800系です。
ひさびさに800系
前回800系に乗ったのが、九州新幹線が鹿児島中央〜新八代の部分開業の頃だったですから、すごく久しぶりなかんじです。
九州新幹線といえばこの車両でしょ!と言い切れる車両です。
800系ができるまでの話は、この本に書かれています。

そういえば去年の今ごろにあったイベントで、水戸岡鋭治さんのサインをこの本に直々に頂いたのでした。私の中での宝物です。

そして、乗ってて楽しいのが九州新幹線の魅力でもあるなあと。
800系車内

試験の前には好きな音楽を聴くのが自分のスタイル。
これ、もしかしたら大学受験の頃から全く変わってないかもしれない。
新幹線車内でのBGM
直前に聴いていた
はい。
今回はひったすら竹達彩奈さんですよ!!あやちいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!
聴いていたのは「apple symphony」と「週末シンデレラ」、俺妹のエンディングからのセレクションでした。






…というのはさておき。
前もって調べておいたとおりに乗り換え情報通りに試験会場に到着したら……
会場
日本各地で大雪大発生により、試験時間繰り下げとなっておりました。
30分繰り下げ
こちら(熊本)では全然問題ない天気だっただけに、ほかの地域の荒天のすごさを遠くにいながら実感してしまいました。

試験ですが、「満点とるぞ!!」と予告しておきながら、満点はとれなかったかもしれないです。
試験問題
無線工学は満点の自信がありましたが、法規でどうしても、「これだ!」って自信がもてなかった問題がいくつかあって。
正直、とれたかどうかは「運」かなと。
公式の解答発表を待つことにします。
公益財団法人 日本無線協会

試験のあとの熊本散策については、別記事に書くことにします。

おまけ。

今回、いろいろと「貼り物」が出てきたので迷いました。
これ、手帳にどうまとめよう…

結果。
デイリーとウィークリーにまたいで貼ることにしました。うはー。
まとめた結果。

自分最強の2014年お仕事ノートを作ってみた(但し、2013年12月始まりですが…)

※表題は若干大げさです。

ほぼ日カズンの週間予定欄の使い方を(ちょっとだけ)変更してみた結果。の続きになります。

ここのところ仕事関係で慌ただしくて、いろいろと使ってみた結果ですが、1つだけひっかかったことがありました。

  • 「いつ・どこ」までは書けるし見ることはできるけど
  • 「なに」を書くことができなかった
  • 気持ち的に「仕事」の部分をわけたい(ほぼ日カズンの1日ページに客先ミーティングでの打ち合わせ事項を書くと一気に埋まってしまうため)

これを解決したいために、1冊仕事専用にスケジュール帳を入れることにしました。

買ったのはこちら。
上質紙マンスリーノート 2013年12月始まり・A5 | 無印良品ネットストア
せっかくなので付箋と定規も買いました。

店頭で見てこれにした理由は以下のとおりです。

  • A5サイズ(既にあるものと共通サイズにしたい)
  • 「なに」を管理するので時間軸は不要→マンスリーで十分
  • 6週目もちゃんと1日分のスペースがある
  • ページ数が多い(スケジュールページのうしろの自由ノート欄のページが多い)。合計80ページ。

マンスリーのみ、6週目もちゃんとフルサイズあります!

実はすでに、RHODIA ClassicのA5ノートを使ってます(こちらは96ページ)。先週あたりから。
RHODIA|製品紹介│ロディア クラシック
特に、いろいろと出先でメモとかすることが増えて、ないと不便なのです。

せっかくだから、2冊を合体させて、2012年に使っていたほぼ日カズンのカバーにインしてみました。
合体させてみた
ちなみに、2012年のカバーはこれです。
ほぼ日刊イトイ新聞 – ほぼ日手帳2012 – カズン・プリント・sunui 花柄(カズン)

これをするために、マンスリーノートに元々ついていた透明カバーは外しました。

合体させた結果ですが、思った以上に使い勝手よさそうです。
厚さもカズンの半分くらいで、持ち歩くにはちょうどいいかなというかんじです。

ところが、ここで1つ問題が出てきました。
「ほぼ日手帳」にはあった表紙裏の「見開き」がないので、下敷きがないと、スケジュールページに書き込むのにすごく難儀します(カバーのポケットが邪魔をする)。
ちょっと悩んで、とりあえずは最近使ってないマウスパッドを下敷きにすることにしました。ちょうど同じ大きさだし、表面なめらかなので。
下敷きがないとつらい
ほんとうは、A5サイズの下敷きが一番ベストなんですけどねぇ……

そんなわけで。
来年は(いや、今月から既に)A5サイズ2冊体制となりました\(^o^)/
来年はこの2冊体制

努力じゃ超えられない壁(天井)があるのは事実

昨晩話題にしたこのはなし


「産まれと才能 > 努力」だと思う人が、ひと昔前より増えていると感じるし、実際「努力が報われない世の中」になってると思う – 自意識高い系男子

実際、確かに、「産まれと才能」によるアドバンテージは大きいです。

まず、ちょっとこの一文は違うかなと。

この「空気」を作り出しているのは、よく言われる格差の固定化による「努力しても報われない社会」の影響なのかも知れない。

そもそも、「とにかく努力したらなんでもかなう」ってのは初めからなかったと思います。
「努力しても報われない」というのは、おそらく、間違った方向に努力をしている(正しい方向に努力したつもりでいるけどそれは全然違う方向に進んでいるだけ)、ということではないかと思います。あとは、単に運と時期が悪かっただけで叶わなかっただけ。だいたいその2つではないかと。

確かに、どんなに頑張っても超えられない壁(天井)があるのは事実です。
でも、それでも十分高いところに来ることは可能ではあります。
こんな曲線
この「天井」に行くだけでも他の人に比べたらすごいことなので、十分ひっくり返すことは可能です。
ただし、その機会や手段を奪うことは、「貧困の再生産」の強化、ここで言う「格差の固定化」ではないかと考えます。
それこそやっちゃいけないことではないかと。

であれば。最初から「努力」などという不確かなものに、希望を託さなければよろしい。世の中は産まれと才能で最初から決まっており、努力による社会階層の逆転などはあり得ない夢物語。そうした諦念を抱き、自らの不遇な境遇を受け入れ、日々を粛々と過ごせばよろしい。

逆転の機会はもうないなど、自分から捨てている気がしてなりません。
こういうこと自ら言う人間がますます自分の首を絞めてる気がしてなりませんね。
それならなおさら、機会や手段を奪おうとしてる一部の連中=本当の敵の思うツボではないかなと思います。

幸い、いまの日本はまだ逆転の機会は、まだまだそこらじゅうに転がっています。

というわけで。それに対する私のAnswer。

そして、とあるまとめサイトにて。


為末大 「努力しても無駄。アスリートになるには才能が99%、まずできる体に生まれなきゃ」 ←非難殺到 | ニュース2ちゃんねる

216:ランサルセ(やわらか銀行):2013/10/27(日) 22:24:53.52 ID:karJ23Fc0
これさ、一見すると成功しなかった人にはツラい意見に聞こえるけども、実はそうじゃないよな

成功した選手が「努力の賜物です」みたいに言うから、
成功できなかった人には「努力が足りなかった人」みたいなレッテルが貼られちゃうことが多いけど

為末が言ってることは「成功者は運が良かっただけだから、失敗した人も卑屈になることないよ」って事だろう
これに反発してるのは自称努力型の天才君だろうな

まさに、これだと思った。

そして、今年7月に書いた記事を思い出したり。
20年くらい前に、自分の「天井」にぶつかった話。

きっとこういうことだよね。

…と思ったらすでに言われてた件w

そしてここまで書いて。
2010年11月に手帳に書いてた言葉を思い出しました。

チャンスはいくらでもあり、世界は可能性に満ちてる

何かのブログ記事を読んだ時に書いたみたいですが、「20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義」からの一文でした。

この本は読んでおきたいなーと思いました。忘れておりました。

追記。

上に向かいたい人にはどんどん上に向かってほしいと思ってます。
でも、そんなの望まないで「いまのままでいい」って人にまで上記のことを望むつもりはないです。そっちのほうが合ってるって人もいますし。

「好き」を仕事にしていいのか?

定期的に出るこの話題。

このテの話題で必ず出るのが「好きなものを仕事にするな」ってことば。
自分の中ではこれに対してものすごく違和感を覚えていたのです。
かれこれ13年くらいいまの分野で仕事をしているものですから。

そして、今日、ふと。
「好きなものを仕事にするな」の違和感の正体がわかったなあと。

たぶん、「好きなものを仕事にするな」と言ってる人の指している「好き」ってのは、
私がアニメとかあのへんにどハマリしてる方向の”好き”であって、
私がいま仕事でやってる方向の”好き”「じゃない」ってことじゃないか?ということ、
……なのかもしれないなーと。

仕事でやってる方向(そのものの分野ではないけど)は専用にブログ書いてるレベルです。
一方、アニメにどハマリしてるとかはこのブログの最近の記事からわかるかなと思います。今月上旬に書いた記事とかが参考になるかなと思います。
確かに、自分の中で、この2つの「好き」って、「方向性」というよりは「質」が違うよなあ、と思いました。
そして、後者の「好き」は仕事に出来ないよなあ、と。
あと、前者の「好き」については、「やっていて楽しい」のもあるけど、色々とやってきたこと、得意なことの「裏付け」があるから、だと思います。

ここまで書いて。
そういえば…と思って、過去記事を探していたら…ありました。
進路と天職

しかし。
仕事としてやる以上、どこか「割り切り」って要るよなあと思います。

かといって、「嫌い」を仕事にすると、だめです。続きません。
2011年の頃でしょうか。仕事探しの間にやってたバイト。あれはもう「ここは自分の居場所じゃない」感MAXでした。
まあ、これに関しては、どれだけ「割り切り」できるか、でしょうか。
「金の切れ目が縁の切れ目」みたいなかんじで。
「この仕事は今後おまえのためだぞ、苦労してでも続けろ」と言いつつ、ちゃんとした労働の対価を支払わないところには行ってはいけません。もし気づいても、続けてもいけません。適当なこといって退職しましょう。そこはあなたを「使い潰す」まで安くで使い続けるところです。「自分自身のためになる」かどうかは、最終的に判断できるのはあなた自身なのですから。

ここまで書いていて、もう1つ思い出したこと。
「好き」を複数持っていることも大きいのかもしれないと思います。
もう1つの「好き」を仕事との対極に持ってくるかんじでしょうか。

まとめ。

こんなかんじになるのかな?

  • 嫌いなことは仕事にしないほうがいい
  • 好きなことは仕事にしてもOK!
  • ただし、好きなことは2つ以上持っておけ!
  • 仕事は仕事としてある程度割り切ってしまおう

前に進めましたか?>自分

そういえばもうそろそろ今の会社での勤務1年が目に見えてきたなあと、ふと気づきました。
そして、去年の今から前に進めたか?って。

そんななか、このブログの記事が話題になっていました。
ZOZOPEOPLE | 前澤 友作 – 前澤です。

約2年振りのブログ更新です。社内全スタッフにメッセージを発信しました。原文のまま失礼します。

ZOZOTOWNを運営してるスタートトゥデイの社長前澤さんの言葉です。
いろいろと考えさせられるものがありました。

正直にお客さまと向き合いましょう。顔が見えなくたって心と心で繋がれる。絶対友達にだってなれると思うんです。ブランドさんへの敬意はいつまでも忘れずに。一緒に良いものをつくるんだっていう気概で。投資家だってみんな応援してくれてます。

会社というのはお客さまがあってこそなんですよね。

ふと。
1年半以上前に買った本を読み返してました。

この本には出会ってよかったなと思う1冊でした。

そのなかで今日思いだしたのがここ。

67.悩んだら、「踏み切り、割り切り、思い切る」

 毎日は小さな決断の連続です。当然、自分の判断に迷うこともあれば、えいやと踏み出しはしたものの、この道を進むことが本当に正しいのかどうか悩むこともあります。迷い、悩みにとらわれると、人は立ち止まってしまいます。
 過去を振り返り、「あの時、こうしていれば」「あそこで、別の選択をしていれば」と、「たら、れば」を言っては後悔することもあるでしょう。
(中略)
「話が違うと嘆くのは簡単だ。でもな、おまえはもう踏み切ったんじゃないか。そしたら割り切って一生懸命、もう一度努力する。それから思い切っても遅くはない。世の中は踏み切り、割り切る、思い切るの三切るなんだぞ」
 三切ると聞いた時、「なるほどな」と思いました。
 自分で決断をした—–それは踏み切ったということです。
 進んだ先で思わぬ事態が待っていた。これは愚痴を言っても始まりません。割り切って立ち向かえということです。そして、新しい場所で悩み、戸惑うのは当たり前なのだからできることはやるべきだ、と。

過去の反省は必要だけど、過去のことをいちいちひきづらないこと、一度やると決めたことを二転三転しないこと。
二転三転しちゃうと、周囲の信頼を失ったりしちゃうんだよね。
自分で会社をたちあげてからは、そういうことは絶対にしないようにしてきた。多分守れてきた。

あと。

23.状況が悪い時ほど、お客様に向かっていく

そういう時こそお客様を大切にしないといけないなってのは本当だと思う。

果たして。
この1年で本当に、自分は少しでも大きくなれただろうか。

終電、そして自転車での通勤

福岡に来てから、終電について鈍くなった(笑)
今日遅くまで仕事しててふと気づきました。

東京にいたときは23時台に電車に乗らないとダメでした。
(24時20分でも帰れたけど、駅からタクシーで7〜800円かかった)

でもこちらでは、24時台でも帰れるし、25時台の最終を使ってもタクシーで600円くらいで帰れる。
それを過ぎてもタクシーで3000円あれば帰れるレベル。

さすがに20時越えると(次の日に響いて)辛いので、できるだけ遅くとも20時までには仕事終えるようなふうにしてます。

 
 
余談。
暑さ等対策すれば、自宅から自転車で会社に行けるなあと。

(あ、実際に行ったけど)電車で行くのとあまり変わらないかんじでした。

日経夕刊に載ってた、ハードロック工業社長若林さんのインタビュー記事がすごくよかった件

ハードロック工業社長 若林さんのインタビュー記事が今週の日本経済新聞夕刊に載ってました。
たまたま第4回の記事を日経電子版で見つけて、すごくよかったから一気に読み返しました。
自分で会社をやろうと思ってるIT系の人も目を通しておいて損はないと思います。
(以下該当記事へのリンクです。有料会員じゃないと見られないかも)

ハードロック工業社長の若林克彦さん(78)は「東大阪のエジソン」と呼ばれる発明家だ。子供のころから生活に役立つ様々な道具を作り、「絶対に緩まないネジ」で同社を年商12億円の優良企業に育てた。「アイデアは人を幸せにする」を信条に海外からも注目される新技術の開発や改良に取り組む。

記事の切り抜き

以下気になったところからピックアップ。

中小企業は大企業に比べ不利な面がたくさんあります。資金調達力の弱さ、知名度の低さを背景とした人材集めの難しさなど、数え上げたらきりがありません。でも、アイデアに気づく機会は平等です。もちろん全く新しい製品を開発することは難しいが、この世には完全な製品などない。不完全な部分を改良することで新たな需要を生み出せると考えるのです。
 中小企業こそ独自の技術力と営業力を強化すべきです。良い製品さえ作れば黙っていても売れるという考えは間違いです。(中略) たいていの中小企業は下請けですが、発注元の大手に頼ってばかりでは景気に翻弄されます。中小企業が自立するには、オンリーワン製品を武器に独自の販売先を開拓する必要があるのです。

 その前からモノ作りは好きでした。プラモデルなどはなかったので木の切れ端などで色々と作りましたね。(中略) 一方、種まき機は私のほかにユーザーも喜ばせる発明品です。「アイデアは人を幸せにする」と知りました。

「ナットのような単純な製品でも工夫次第で化けるんだ」と強く思いました。

 でも、私は会社の存在意義を揺るがす大問題だととらえました。「緩まない」ことが売り物のナットが緩み、一歩間違えれば大事故につながる可能性があったのですから。悩んだ末に一つの結論に達しました。「意地でも、絶対に緩まないナットを作るぞ」
 それからは仕事の合間に、新型ナットの開発に没頭しました。ところが、こうしたエンジニアのこだわりを共同経営者は十分に理解してくれません。2人の間の溝は徐々に広がっていきました。

 試作品に激しい振動を加えてテストしましたが、期待通り、緩みません。「絶対に緩まないナット」の完成です。ヒントを得てからすでに1年が過ぎていました。
 新型ナットは別会社で作ることにしました。値段は従来のU―ナットよりも2割高でしたが、それよりも「緩まない」機能を重視するユーザーは多いと考えました。
 冨士精密製作所は共同経営者に無償で譲りました。新型は「ハードロックナット」と名付け、これを製造、販売するハードロック工業を1974年春に設立。妻には「何を考えているのか」と怒られましたが、心は晴れていました。

新型ナットがある程度売れるまで3年ほどかかった。その間、別の発明品で稼いだ。

ちょっと意外でおもしろかったのが、この話。

 ところで、鉄道の話が随分多いことに気が付きませんか。実は私は鉄道マニアなんです。大阪市内にある自宅の6畳間は鉄道模型とジオラマが占領。東大阪市の自社工場の一角では、レールの間が5インチ(約13センチメートル)もある大きな蒸気機関車や電車の模型が走り、お客さんにはなるべく乗って楽しんでもらいます。大型鉄道模型はいまや当社の名物です。サラリーマンを辞め独立した動機の一つは、鉄道模型を自在に走らせることができる広い場所を自分の会社に確保することでした。

経営者であり発明家だからこその視点。

 私は経営者であると同時に発明家です。アイデアを製品にすることが生きがいです。自宅のあちらこちらにメモ用紙を置き、何かひらめいたらすぐに書きとめます。ハードロックナットにも定期的に改良を加え、新たな知的財産を積み上げてきました。だから現在の公益財団法人日本発明振興協会から09年度の発明大賞本賞をいただいた時は心の底からうれしかった。

「世界で通用するオンリーワン商品を生み出す秘訣は何か」とよく聞かれます。欠かせないのはアイデアをすぐ形にする習慣を身に付けることでしょう。加えて大事なことは次の3点だと思います。まず、すべてのものに好奇心を持ち、見て、触れて、感じる。それから、世の中の商品はすべて未完成だとみなし、どうすればもっと便利になるかを模索する。その上ですべてのものは組み合わせで成り立つと考えるのです。

「よい心の状態」を保つことも重要です。社内には「SUJ」と書かれた紙が張ってあります。私が考えた標語です。心の持ちようとしてS=素直、U=受入(他人の言うことを聞く)、J=実行の3点が大切だという意味です。

 新興勢力のアジア企業はハングリー精神を糧に成長。一方、日本は太平洋戦争後、上昇気流に乗ったが、現状に満足した。日本企業が再び勢いを得るには、一人ひとりの経営者や社員が世界に立ち向かう強い心を持つべきです。この世に成熟商品はありません。工夫の余地はいくらでもあり、それが新たな付加価値を生むのです。

「アイデアは人を幸せにする」というのは、確かにそうだと思います。
そして、忘れていけないのが「アイデアをすぐ形にする習慣を身に付ける」こと。
ここ最近よく言われる「アイデアに価値はない」という言葉がありますが、価値が存在しないのではなく「アイデアに気づく機会は平等」であるだけで、(単体では価値がないけど)具現化で初めて本当の価値が出てくるものではないかと思います。

会議って大事だよね(※ただしちゃんとやった場合に限る)

○会議の重要性

●2010-02-09 15:20:30 by P3:PeraPeraPrv
見てるぅ> 売上高を5倍にできた最大の要因は会議です:日経ビジネスオンライン: http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20091216/211649/


吉越浩一郎の「結果の出る会議」の連載はすごく面白いというか、本気でためになります。
そういえばきいたことあるなぁ、と思ったら、たびたびテレビに出てましたよね。
すんごいユニークな早朝会議のしかたで。
正直、衝撃でした。
見たときは「大丈夫?」とは思ったけど、いま思い返すと「すごい合理的だな」と思えますね。本質に根付いてるのがよくわかるし。
(まぁ、たしかにエクストリームなかんじはするけど・・・ね(笑)。)

会議って、「すればいい」ってもんじゃなくて、「うまく使わないといけない道具」なんですよね。
みんなの時間を「奪ってる」わけですから。
奪うからには、ちゃんとした結果を出さないといけません。
集中力の限界もあるし(人間の集中力の限界は90分とか言われてますし)、だから、だらだらも何時間もやるものじゃない。
議題とか決めたいことは極力早めに参加者に伝えて、ちゃんと考えさせる時間は作る。
実際に面と向かって解決しなきゃいけないことは思ってるほど多くないです。

そして、この一連の記事のなかで1つ・・・一瞬「え!?」と思ったのが、「報・連・相」を全力で否定してたこと。
よく読めばわかりますけど、この場合の「報・連・相」は縦方向、「情報の共有(=情報の独占禁止)」は横方向、ってこと。
そういえば前の会社に勤めてたとき、spam fax(笑)の中に「報連相ポスター」ってのがあったなぁ(苦笑)
まあ、「情報の独占禁止」って観点では決して間違いじゃないけど、方向性が大幅に間違ってる・・・ん・・・ですよね。

そういえば、重要事項を伝えるのにテレパシーを多用してる人がいて、不思議でした。