Archive for the ‘読んだ本’ Category

まずは書け!話はそれからだ! ~藍玉さんの本『まずは、書いてみる』が出ましたので紹介~

1月12日に藍玉さん著の本が出ました。
本日発売です!『まずは、書いてみる [時間][アイデア][やりたいこと]がどんどん湧き出すメモの習慣』 | 藍玉スタイル

そんなわけで、前日によく使う本屋さんにてゲットしました。


(実は献本いただいたのですが(ありがとうございます!)、ちょっとした事故がありまして到着が遅れてしまいまして・・・)

内容の紹介

ネタバレなしの範囲で紹介します。

今日から始められる手帳・ノートの使い方例として、大きく4つの場面にわけて、使える方法を説明しています。

  • 日常の時間管理
  • 日々、記録すること
  • 仕事でも役立つメモの方法
  • 夢や目標を現実にするための手帳の使い方

藍玉さん自身だけでなく、twitter「#手帳ゆる友」の参加者の使い方事例まで紹介されていますので、とても多くの、そして「手のつけやすい」使い方が紹介されています。明日から、いや今日から始められるものばかりで、とても参考になります。

でも大切なのは、自分に合っているかどうか。そのすべてを取り入れようとしなくてもいいのです。

そして、参考使い方の事例、第5章のQ&A。
手帳を使う上でよくある悩みへの答えがあるのがよいです。

さらに、コラム。
藍玉さんの手帳遍歴の話題から、テクニック以外の豆知識まで、読んでいて面白かったです。

簡単にまとめてみたら、
「頭の中だけで処理しないで、実際に書けば、めっちゃいいよ!」
という内容でした。

この本はこのかたにおすすめです

読んでみて、「特にこの本を薦めたい方」はこのかたかな、と思って書いてみました。

手帳を使ってみたいけどなかなかうまくいかないかた

1月になりましたが、まだ手帳売り場は元気です。(よく行くところはまだまだ専用コーナーを設置中)
新年になったことを機会に「もう一度、始めてみよう」と思ってるかたにはいい刺激と参考になると思います。
この本を読んでから始めてみるといいと思います。

時間の使い方で悩んでるかた

第1章『「毎日忙しい」を解消する時間管理の手帳術』、ほんとうにこれは役に立ちますし参考になります。
やる事柄の優先順位のつけかたから、「やらないこと」を決める、などなど、私も参考にして取り入れたい方法が数多くあります。

手帳を使ってみたいけどどうしていいかわからないかた

まず、何をしたいか(記録したいのか、予定をしっかり管理したいか)でわかれますが、どちらにも答えています。
そしていろんなかたの実践例もありますので、参考になるのは間違いありません。

藍玉さんファン

言うまでもありませんね。 ;-)

余談

本文中で使用事例を説明した手帳、「これ、うちにあるし使ってる!」「これ、あの手帳だ!」というのがわかってしまいました・・・(笑)

たぶん十数年ぶりに読み返した:吉本ばなな「キッチン」

今日の夕方、ふと読み返したくなった本が1冊ありました。

吉本ばななさんの「キッチン」です。

改めて読みたくなったきっかけですが、藍玉さんのブログでたまたま昨日見かけて、「昔読んだよねえ、そういえばどんな話だったけ?」と思ったからです。
たとえ絶望してもすべてが人生の糧になることを忘れずにいたい | 藍玉スタイル
記事を読んで、自分の視点では気づかなかったなあ、ということが、まず印象に残りました。
そして同時に、「そういえば、この前押入整理した時に、手前の箱にあったよ!」ってことを思い出しました。そんなわけで取り出してきました。
押入手前の段ボール箱に居た本たちの一部
奥付を見たら、1994年!!20年前ではないですか。
奥付。1994年。いまから20年前。
(確かに、この頃「とあるきっかけ」で買ったことを思い出しました)
表紙がなんか違うなあと思ったら、このときは福武文庫から出てたのですね(いまとは違う)。

改めて読んで感じたことですが、「あー、なんか世界観がちょっと不思議なかんじがした」。
いかにも私が好きそうな展開。
リアルに存在しそうで、どこか存在してないような、そんなかんじがしました。
今回気に入った場面。みかげさんが見た夢の中の1シーン。

でも、君はちゃんと元気に、本当の元気を取り戻せばたとえば僕らが止めたって、出て行ける人だって知ってる。けど君、今はムリだろう。ムリっていうことを伝えてやる身寄りがいないから、ぼくが代わりに見てたんだ。

一人じゃどうにもならなくなっちゃってる人が目の前にいるときに、どうしたらその人を救うことが出来るか、っていうこと。
そう。今の自分があるのは、いろいろと助けてもらったから。そんなことを思い出してました。
自分にとって「どん底」というかんじの「絶望」は、1998〜9年と2010〜1年なんですよね。死にかけたとかいろいろと。
参考

あと最後に、「えり子さん、かっこええ。」、これはたぶん(読んだ当時と)変わらなかったですね。
当時と違ったのは、ちょっとした既視感のようなものをかんじたこと。「なんか被るなあと思ったら、『暇だから、過去の家族話でも聞いてくれないか』に出てくる缶バッチくんの母ちゃんだ…」、って思ったことでした。

そして、3年前の今日の「ほぼ日手帳」に書いてあった一言が、これでした。
実は、辛かった最後の日。

明けない夜はない。

なお、この2日後の記事が、これでした。→一回休み。(3年前の今頃の話)

おまけ。
こちらは(逆に)、下に張り付いた(絶望の領域だった)じゃなくて上にぶつかった話。
20年くらい前に、自分の「天井」にぶつかった話。(1994年くらいの話)

お水について(あと、せっかくだから、フィギュアの話題)

そういえば浄水器カートリッジを切らしていたのを思い出したので、Amazonでぽちっといっちゃいました。

ブリタのでかいやつ用です。

んでもって到着〜。
(なんか、浄水器カートリッジ以外の物がありますが、それについては後述で)
今日のおかいもの

買ったのはこのとき→ちょっと本気出してみた。2009年8月。
かれこれ4年くらいお世話になってるかー
そういえば麦茶の季節だなあ、ってのを忘れておりました。

用途は、製氷とポットのお湯用が中心で、あとは調理用でしょうか。
製氷については、去年末に書いた記事にちょっとだけ触れています。→おひっこしした

みなさんお待ちかね(?)の、浄水器カートリッジ以外のものについてですが、以下のとおりです。

出るということで気になってたけど、話題になってたのもあって、このタイミングで購入。


このへんは、いつも通りですね。俺の嫁。
ちょうどセールでいいお値段だったので。
しかし、3月にフィギュアケースを作ってから、あっという間に限界に達するとは………。増設しないともう入らない(笑)
フィギュアケースが限界
あと、強度の問題が発覚したので、補強しないといけませんなあ、と。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない(OREIMO)の洋書コミックを買ってしまった(日本で出たものの英訳版)

Amazon.comで欲しかったものがあったので買うついでに勢いでぽちっといっちゃいました。

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のコミカライズの英訳バージョンです。
タイトルは「OREIMO」になるのね。
ちなみに日本語コミカライズ(オリジナル)はこちらになります。

(っと、Kindle版も出てるんか!!)

と、ここまで書いて。
日本のAmazonでも売ってることが判明w

表紙はこんなかんじです。
表紙
ペーパーバックをそのまま漫画にしちゃったかんじです。
あと、洋書で右綴じというのがすごく新鮮でした。(普通は左綴じ)

んでもって裏表紙。
裏表紙
このようなイントロダクションがあるあたり、日本と違うなあと。

そして、洋書だから左綴じだと思って裏表紙から開くと…
STOP!
「待った!」がかかります。
日本の漫画を読んだことがない人向けに「読み方」が丁寧に説明がされています。

This manga volume is translated into English, but arranged in right-to-left reading format to maintain the artwork’s visual orientation as originally drawn and published in Japan.

そして表紙を開くと中表紙。
中表紙
そして目次。
TOC
おお………これは日本版にはなかった。

見た目の話はここまでにして。
訳された内容について感じたこと。
内容比較
仕事柄英語ないと何もできないので英語慣れしてるつもりでいましたが、
「技術英語と全然違うから読めない!!!」
…でした。いかに技術屋英語が(専門用語以外は)easyかというのを実感しちゃいました。
いやもう、知らない口語やスラングだらけですからねえ。
このへん慣れてないと、オンライン辞書とかないとつらいですね。

ちなみに読む上で使ってる辞書ですが、このへんでしょうか。
知らない単語:Longman English Dictionary Online
口語とかスラングとか:Urban Dictionary
(上記、オンライン英英辞典&各種辞書(語源、類義語、スラング、他) – 英語のゆずりんを参考にしました)

まあでも、語彙力さえあれば読めちゃうので、そこさえなんとかなれば読めると思います。
あと、「こんな言い回しあるんか〜」と勉強にはなるし、面白いです。
興味ある人は手を出してみてはいかがでしょうか。

ちなみに英訳版は、いまのところ2巻まで出てるようです。

一緒に日本語版もどうぞ〜

3巻は予約受付中

日本語版はすでに出てますね〜

俺妹と英語で思い出しましたが、「『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』とやり直す中学英語」というのも出てましたね〜

こちらも読んでいますが、例文がめちゃくそ面白いです(作品見た上での話ですが)。

前に進めましたか?>自分

そういえばもうそろそろ今の会社での勤務1年が目に見えてきたなあと、ふと気づきました。
そして、去年の今から前に進めたか?って。

そんななか、このブログの記事が話題になっていました。
ZOZOPEOPLE | 前澤 友作 – 前澤です。

約2年振りのブログ更新です。社内全スタッフにメッセージを発信しました。原文のまま失礼します。

ZOZOTOWNを運営してるスタートトゥデイの社長前澤さんの言葉です。
いろいろと考えさせられるものがありました。

正直にお客さまと向き合いましょう。顔が見えなくたって心と心で繋がれる。絶対友達にだってなれると思うんです。ブランドさんへの敬意はいつまでも忘れずに。一緒に良いものをつくるんだっていう気概で。投資家だってみんな応援してくれてます。

会社というのはお客さまがあってこそなんですよね。

ふと。
1年半以上前に買った本を読み返してました。

この本には出会ってよかったなと思う1冊でした。

そのなかで今日思いだしたのがここ。

67.悩んだら、「踏み切り、割り切り、思い切る」

 毎日は小さな決断の連続です。当然、自分の判断に迷うこともあれば、えいやと踏み出しはしたものの、この道を進むことが本当に正しいのかどうか悩むこともあります。迷い、悩みにとらわれると、人は立ち止まってしまいます。
 過去を振り返り、「あの時、こうしていれば」「あそこで、別の選択をしていれば」と、「たら、れば」を言っては後悔することもあるでしょう。
(中略)
「話が違うと嘆くのは簡単だ。でもな、おまえはもう踏み切ったんじゃないか。そしたら割り切って一生懸命、もう一度努力する。それから思い切っても遅くはない。世の中は踏み切り、割り切る、思い切るの三切るなんだぞ」
 三切ると聞いた時、「なるほどな」と思いました。
 自分で決断をした—–それは踏み切ったということです。
 進んだ先で思わぬ事態が待っていた。これは愚痴を言っても始まりません。割り切って立ち向かえということです。そして、新しい場所で悩み、戸惑うのは当たり前なのだからできることはやるべきだ、と。

過去の反省は必要だけど、過去のことをいちいちひきづらないこと、一度やると決めたことを二転三転しないこと。
二転三転しちゃうと、周囲の信頼を失ったりしちゃうんだよね。
自分で会社をたちあげてからは、そういうことは絶対にしないようにしてきた。多分守れてきた。

あと。

23.状況が悪い時ほど、お客様に向かっていく

そういう時こそお客様を大切にしないといけないなってのは本当だと思う。

果たして。
この1年で本当に、自分は少しでも大きくなれただろうか。

『完全教祖マニュアル』がめっちゃ面白かった

面白いらしいので読んでみました。
…というかやっと読む時間が出来たから一気に読んでみました。

読んだけど、これは面白かったです。
むしろ笑いこらえるのに必死だったレベルです。
明確に「○○教」として名乗るものから、名乗らないけど要件として満たしてるものまで、いろんなところから切り込んでます。
もちろん、「水からの伝言」まで話題にしてます。

巻末の「参考文献」の量が半端無くて、ほんと研究して書いたんだなあと改めて感じました。

そして。
これって、いま現在進行中で起きてる何かにあてはめることができるなあとも思いました。
本書のなかでのチェック項目の一部からあてはめてみた。

  • 「不安を煽ろう」…福島の爆発や震災の瓦礫で日本中が汚染されます。(参考例1参考例2
  • 「食物規制をしよう」…1ベクレルでもダメです。(参考例
  • 「権威を振りかざそう」「科学的体裁をとろう」…大学の教授や有名人が勝手に頑張ってますね〜。(参考例
  • 「コミュニティを作ろう」…twitterがその場になってますね…もう。
  • 「宗教建築をしよう」…次世代エネルギーの発電所!
  • 「他教をこきおろそう」…利権や賛成してる人は敵ですね。
  • 「異端を追放しよう」…即刻停止以外は本当の反対をしてないからダメ
  • 「迫害を利用しよう」…「推進派の陰謀」とかいろいろ(参考例

…などなど。
一部分だけとりあげましたけど、こうして見るといろいろと群がる方々が出てきておかしくない案件だなと思いました。
というわけで狙うならまさにここですよ、教祖志望のみなさん!

『岡本太郎展』見に行った

本当は土曜日に行くつもりでしたが、諸事情あって今日になっちゃいました。
しかも、今日が最終日なので、なにがなんでも行かなければということで、無理矢理スケジュールねじこんで行ってきました。
生誕100年 岡本太郎展[2011年3月8日~5月8日|東京国立近代美術館]

正午すぎに用事を2件ほど片付けて、(最寄り駅の)竹橋駅に到着は13時50分前。
東京国立近代美術館は駅からすぐ。

東京国立近代美術館

案内

到着したら入場券を買う列がすごかったです。
約20分待ちの札が立ってました。

14時5分頃。15分ほどで購入。
やっと入場券買えた!まもなく入場制限だとかー – ゆまこ(MakotoSawatariSH)
私が入るときには、まもなく入場制限がかかるところでした。

とにかく、人がいっぱいでした。

肝心の内容。
とにかく、「衝撃」でしたね。
そして「力」。
知らなかったことばかりで、作品の見方が変わったな、と感じました。
あと、大阪万博の「太陽の塔」の中も作品だということを初めて知りました。

あと、氏の言葉の「重さ」。
思わず、美術館の売店で本買っちゃいました。

強く生きる言葉

帰りの電車でずっと読んでました。

展示の最後に「1枚だけ言葉を選んで持ち帰ってください」とありました。
私のひいたのはこれ。

行きづまったほうが
おもしろい。
だから、
それを突破してやろうと
挑むんだ。

そして。
帰宅してから入場券は手帳に。

入場券ならびに「言葉」

おまけ:帰り道。
皇居のお堀沿いに歩いて帰りました。
ランナーの多いこと多いこと。たくさんすれ違いました。
そして、大手町にある「将門塚」に寄りました。平将門の首塚です。
確か5年くらい前にこの近辺に商談で一度来てその存在を知りました。
そして、改めて伺おうと思いまして。神田明神の祭神でもありますからね。
興味ある人は「平将門 首塚」で検索して見てみるといいでしょう。

今日は、いろいろと「力」をもらった1日でした。

『超訳 ニーチェの言葉』がよかった件

3月中旬(震災直後の頃)に買って、今日改めて読み返しました。

確か2月くらいに話題になってて気になってて、3月に買ったんでした。
前向きになれる本です。

気になった言葉からいくつか引用、そして自分が感じたことをちょいと書いてみます。

002.自分の評判など気にするな
なぜなら、人間というのは間違った評価をされるのがふつうのことだからだ。自分が思うように、自分が望むように評価してくれることなんかほとんどない。(中略)他人がどう思ってるかなんてことに関心を向けては絶対にいけない。

他人の評価を気にしすぎるほど人生は長くないですからね。

040.少しの悔いもない生き方を
今のこの人生を、もう一度そっくりそのまま繰り返してもかまわないという生き方をしてみよ。

過ぎてしまった時間は取り戻せませんし、とにかく今の最善をつくすべきですよね。

045.計画は実行しながら練り直せ
そして、計画が実行される段になると、様々な障碍、つまずき、忿懣、幻滅などが現れてくる。それらを一つずつ克服していくか、途中であきらめるしかない。
では、どうすればいいのか。実行しながら、計画を練り直していけばいいのだ。

まさにPDCA。

051.いつかは死ぬのだから
時間は限られてるのだから、チャンスはいつも今だ。
嘆きわめくことなんか、オペラの役者にまかせておけ。

嘆きわめいてる暇なんかないです、ええ。

071.疲れたと感じたら、考えない、思わない
疲れたと感じたら、考えることをやめ、休んだり寝たりするに限る。そして、また毅然として活動できるように明日に向かって備えよう。

乗り切るためには、休むことも大事です。

077.四つの徳を持て
自分自身と友人に対しては、いつも誠実であれ。
敵に対しては勇気を持て。
敗者に対しては、寛容さを持て。
その他あらゆる場合については、常に礼儀を保て。

書いてある通りです、うん。

081.土足で入る人とはつきあわない
親しくなれば相手の私事に立ち入ってもかまわないと考えているような種類の人間とは、決してつきあわないことだ。そういう人は、家族のようなつきあいと称しながら、結局は相手を自分の支配下と影響下に置きたがっているだけなのだ。
友人関係の場合でも、互いを混同しないような気遣いと配慮はたいせつだ、そうしないと、友達でいることもできなくなる。

実体験というか経験則的にこれはすごく当たってる。
そういうことをする人間からは全力で逃げるべき。場合によっては絶縁すべき。

087.あらゆるう人から好かれなくていい
誰からも好かれるのが当然だとは思わず、ふつうに接していた方がよほどいい。

世の中には二種類の人間が居る。
自分を好きな人間か、嫌いな人間か、その2種類のどちらかですし。
いちいち気にしてたら寿命が縮みます。

106.政治家に気をつけろ
自分の周りに有能な人々や有名な人々を置くことによって、自分をいっそう目立たせようという下心を持っている人間がいる。そういう人間を警戒しよう。たとえば政治家がその典型だ。

「オレ、(有名人の名前)と会ったことあるんだぜ」とか必要以上に誇張する人間は例外なくヤバいです。

113.人のことをあれこれ考えすぎない
あの人はどうのこうのといつまでも考えないこと

これ、ついやっちゃいます・・・。
自戒の意味を込めて。

120.勝つなら圧倒的に勝て
相手をはずかしめるようなきわどい勝利や、微妙な勝ち方、遺恨を生むような勝ち方はよくない。それが勝利者のマナーというものだ。

目的達成の手段にチートなんかあてにするな。

125.夢に責任を取る勇気を
過失には責任を取ろうとするのに、どうして夢に責任を取ろうとはしないのか。
それは自分の夢ではないか。自分の夢はこれだと高く掲げたものではないのか。それほど弱いのか、勇気がないのか。
それは自分だけの夢ではないのか。最初から自分の夢に責任を取るつもりがないのなら、いつまでも夢が叶えられないではないか。

今日、一番ぐさっときた言葉。
「夢を追い、夢を食う」という言葉もありますよね。

148.街へ出よう
孤独でいるのはよくない。孤独はきみをだらしなくしてしまう。孤独は人間を腐らせてだめにしてしまう。さあ、部屋を出て、街へ出かけよう。

これはいま実感してる。
この言葉にもっと早く出会えていたらなあ、と思ったくらい。

165.夢の実現に責任を持て
夢の実現こそ、きみが持っている精一杯の力でなすべきものではないのか。

関連:125.夢に責任を取る勇気を

215.理想や夢を捨てない
理想を捨てるな。自分の魂の中にいる英雄を捨てるな。

理想を捨てたら負け。

218.絶えず進んでいく
絶えず進め。より遠くへ。より高みを目指せ。

そう。上を目指さないと下に堕ちるしかない。

………以上、自分が印象的に残った言葉だけを一部引用しました。
(実際はもっと長いです)
前進したい人は読んでみて損はないと思います。

2010年読んだ本#02:人生の旅をゆく / よしもとばなな

はい、先日予告したとおりです。

確か去年の8月か9月くらいだったと思うけど、ネットで論争?というか話題になった本です。

それを抜きにしても、結構面白かったですよ。
なんというか、『不思議ちゃん』という言葉が浮かびました。
※参考:不思議ちゃん – Wikipedia
それを感じたのがこのへん。

実は人間ってものすごく敏感な生き物で、調子のいいときの私ががら空きの店に入るとあとからぞくぞくと人がやってきて満席になることはよくある。

「すいか」p.133

私は精神も肉体もものすごく敏感で、少しでもいやな人に会ったり、あまりよくない感じの場所に行くとすぐ具合が悪くなってしまう。

「命の叫び」p.182

それ以上に。
「このひとが見る世界は、このように見えているんだ。」ということをすごく実感しました。
そういう軸で読むと、とても面白いです。
そして、特に「すいか」のエピソードは、CS(顧客満足度)の観点からも興味ある話だったりするんですよね。BtoCな仕事をしてると、そういうのは多々ありますから。
そういうのを考える上でもすごく面白かったです。

ふと、読んでいて思い出したようにこちらも読み始めてしまいました。
1993年頃に読んだけど・・・再び。
どうも・・・(主人公の)みかげさんとキャラクタがかぶるんですよね・・・。


読んでいると、『ああ、1980年代後半(ちょうどバブルの時期)だなぁ』と感じます。出たのも80年代後半ですから。
そういう時期をリアルで過ごしてると、特に感じます。
そして・・・現実味があるけどどこか不思議な感じがしました。

そういえば、収録されている「キッチン」「満月(キッチンの続編)」「ムーンライト・シャドウ」(これはまた別の話)、全部根底に流れてるテーマが「死」なんですよね。
天寿を全うして死んじゃったり、不慮の事故で死んじゃったり、ストーカーにやられて死んじゃったり(そういえばこの頃「ストーカー」ってなかったよね。話題になってドラマになったのが1997年だったはず)・・・。

あと、もう1つ気づいたこと。登場人物に、いわゆるT’s方面(トランスジェンダーと言われる方々の総称)のキャラクタがいること。
(なお、T’sについてはこのへんで用語解説してます→T’s用語概説。カテゴリに入れられることを嫌う人も結構いるので、実は難しいんですよね・・・。)
「キッチン」では主人公が居候した相手(雄一さん)のお母さん(えり子さん)が実は男(実の父)だとか、「ムーンライト・シャドウ」では死んだ彼女のセーラー服を着ていたりとか。